治療一辺倒でそれを蔑ろにしたばかりに人を殺してしまった西洋医学の反省から医療人類学が生まれたんでしょう?
病気になったことのある人なら、民間治療は西洋医学の補助的な役割になるということが分かるはず。西洋医学はおおざっぱなので、普通の生活に戻るアフターケアまでできない。そこを埋めるのが民間療法。
民間療法を悪にするのも間違っている。
その予後を少しでも良くする土台を作るのが民間療法。役割や作用するところが違う。
そして、民間療法にも、合う合わないがあるのだから、
自分で見つけるしかない。
自分の体を知るしかない。
頭だけではできない。
それに、運命というものもあるし。
さくらももこ先生の民間療法は、最後まで漫画家として生きるひとつの選択だったのだろう。周りが標準療法こそが善。民間療法が悪とするのは違うと思う。その人が何を選ぶか?選択する自由が個人にはあるはずだ。